我が家のキッチン革命

わが家のキッチンに「革命」が起きてから、早いもので5年が経ちました。

実は私、今ではすっかり「食事作り」から卒業し、パパさんに朝・昼・晩、そしてお弁当まで担当してもらっています。

振り返れば約20年間。3人の子供たちを育てるなかで、毎日欠かさず食事と向き合ってきました。でも、ここで正直に白状します。

私、本当はキッチンに立つのが大っ嫌いだったんです。

当時は「いかに時短で、いかに楽に、それなりのものを作るか」…そればかりを考えていました。子供たちにお腹いっぱい食べさせることに必死すぎて、自分の「料理が苦痛」という感情に蓋をしていたのかもしれません。

そんな子供たちも無事に巣立ち、夫婦ふたりきりの生活がスタート。 ある時、ふとした会話の流れでキッチン仕事の辛さをパパさんに打ち明けたところ、返ってきたのは予想外の言葉でした。

「なら、俺が作るよ」

拍子抜けするほどあっさりと、快く引き受けてくれたのです。 詳しく聞けば、パパさんは献立を考えたり、手を動かして料理を作ったりすること自体が、実は「好き」なのだそう。

(……え、好きなの!? だったらもっと早く言ってよ!!)

心の中で盛大にツッコミを入れましたが、そこからはトントン拍子に役割分担が決まりました。現在は「食事はパパさん」「掃除・洗濯は私」というスタイルが定着しています。

この5年、献立の悩みや、油汚れに格闘する時間から解放されたおかげで、自分でも驚くほどイライラが減りました。心に余裕ができるって、こういうことなんですね。

かつての戦場だったキッチンからいい香りが漂ってくるのを、リビングで待つ幸せ。 今日も美味しいごはんを作ってくれるパパさんに、心から感謝です。