「やせの大食い」という言葉、皆さんも一度は耳にしたことがありますよね。 実は私、若い頃がまさにそれでした。どれだけ食べても全く太らない。友人からは「羨ましい!」なんて言われましたが、当の本人は深刻な胃下垂に悩んでいて、食べた後の独特の重だるさや、ポッコリ出るお腹がコンプレックスでもあったんです。
ところが、人生とは不思議なものですね。 結婚して子供を授かり、妊娠でお腹が大きくなるにつれ、物理的に胃がググッと持ち上げられたのか、あんなに悩んでいた胃下垂がすっかり改善してしまったんです。
そこからが大変。胃の調子が整ったおかげか、はたまた「アラフィフ」という年齢のせいか、今や「食べた分だけ、しっかり、きっちり太る」という至極真っ当な(?)体に仕上がりました。かつての悩みはどこへやら、今は体重計とのにらめっこが日課です。
さて、私の話はこれくらいにして。 今度の大型連休、独立して家を出た子供が久しぶりに帰省することになりました。 そこで改めて痛感しているのが、「血は争えない」という事実です。
あんなに細かった私の体質を、子供が見事に受け継いでしまいました。 学生時代からその食欲は凄まじく、山盛りの夕飯を平らげたわずか5分後には「……なんかお腹すいた」と呟く始末。母としては「さっきの食事はどこに消えたの!?」と胃袋のミステリーを感じずにはいられませんでした。
そんな「現役・やせの大食い」が帰ってくる。 しかも今回は、久しぶりの実家のご飯を楽しみにしているはず……。
一体、どれだけの食材を買い込み、何升のお米を炊けば正解なのでしょうか。 今のうちから冷蔵庫のスペースを空け、近所のスーパーの特売日をチェックして、戦いに挑む武士のような気持ちで身構えています。
賑やかになるのは嬉しいけれど、胃袋のブラックホールに立ち向かう連休。 全国の「大食いな子供」を持つ親御さん、一緒に頑張りましょうね!