「洗車をすると雨が降る」
みなさんは、この切ないジンクスをご存じでしょうか。車好き、あるいはきれい好きな方なら、一度は天を仰いで「やっぱりか……」と肩を落とした経験があるはずです。
わが家でも、この「洗車=雨」の法則には並々ならぬ警戒心を抱いています。天気予報をチェックして、今日明日は絶対に晴れだと確信しても、なぜかピンポイントで通り雨に降られる。そんなことが重なり、いつしかうちは「がっつり洗車」を封印してしまいました。
その代わり、「汚れたら拭く、濡れたら拭く」という、こまめなメンテナンスがすっかり習慣になっています。大掛かりなことをせず、日々のケアで愛車を労わる。これがジンクスを回避するための、わが家なりの平和な解決策だったのです。
ところが先日、その平和を揺るがす出来事が起こりました。 昨日は、バケツをひっくり返したような凄まじい豪雨。私は窓の外を眺めながら、「あぁ、明日の朝はまた車を拭き上げなきゃなぁ」なんてのんびり考えていたんです。
そして今朝、出社して同僚と何気ない会話をしていた時のこと。
「実は週末、1年ぶりに洗車したんだよね」
同僚のその言葉に、一瞬で点と線がつながりました。 昨日のあの記録的な大雨。……原因は、君だったのか!
思わず例のジンクスの話を振ってみると、同僚も「もちろん知っているよ」と苦笑い。でも、どうしても思い立ってしまって、1年分の汚れを落とさずにはいられなかったのだとか。
理屈では説明できないけれど、誰かが心を込めて車をピカピカに磨き上げた瞬間、空はそれを見透かしたように雨を降らせる。これはもう、統計学や気象予報を超えた、一種の「自然の摂理」なのかもしれません。
改めて、「やっぱり洗車すると雨が降るのは本当なんだ」と確信した朝でした。 皆さんも、もし「最近ずっと晴れ続きで水不足が心配だな」と思ったら、あえて重い腰を上げて洗車をしてみる……なんていうのも、案外効果があるかもしれませんよ?